
ルテンからバジャワへ。最初の道ができた。
VARIONとともにフローレスを縦断し、西ジャワ・パガレガンの視察までを7名で走り切った。この遠征でできた関係が、いまのKopindoの土台になっている。
Selected photography — 田中聡起 Satoki TanakaAdditional images — Kopindo Field Archive
A面は、達成したこと。B面は、まだ答えが出ていないこと。迷いも、断られたことも、待たされたことも、ここに入ります。答えが出ていないから、また戻る。二度目から、始まる。
SIDE A / THE ACHIEVEMENTS

VARIONとともにフローレスを縦断し、西ジャワ・パガレガンの視察までを7名で走り切った。この遠征でできた関係が、いまのKopindoの土台になっている。

初期調査という名目で、受け入れてもらう側から始まった。あのとき渡せたものが何だったのかは、いまも答えが出ていない。「越境する人には冒険でも、来られる人には生活である」という一文は、ここから書かれている。

中部ジャワ・カリブニンでのファームステイ型実地研修と、スマトラ・タケゴンでのScouts遠征。12名が参加し、いまのKAFEにつながる基礎構造ができた。

7名から12名へ。参加者にとっての学びの総量は増えたが、その分だけ現地の家庭が差し出す時間・食事・生活空間も増えている。規模を追うことが目的ではないと決めたのは、この年である。

マカッサルからトラジャへの探索遠征、ジャワでのAgrication合宿、フローレス探検を並行実施。16名が動いた期。KAFEはKopindo Agrifield Exploration Programmeとして正式に開講した。

枠を決めることは、守ることでもあり、閉じることでもある。「良質な制限」と呼んでいるものが、誰かにとっては単なる門前払いになっていないか。制度になったいま、いちばん気をつけている点である。
Kopindoは2023年3月、インドネシア・ジャワで始まりました。毎年ひとつずつ段階を上げています。
Flores Expedition(Kopindo Archipelago Field Research)とJava Field Study(Java Sugesti Investigation)を実施。産地の理解とネットワーク構築から始まった。
Java Stay(Arif Farm Stay Programme)、Sumatra Expedition(Kopindo Beyond Borders)、Junior Trainingを実施。教育と事業開発の両輪を試験運用した年。
KAFEシリーズが正式開講。海外研修、Java Stay、南スラウェシ遠征を並行実施し、教育を事業として成立させた年。
教育プログラム、豆の取引、探索活動を別々の活動としてではなく、一つの構造として運用する段階。記録と指標を整えながら、外へ開いていく。
解釈を挟まない事実の記録です。遠征コード、時期、地域、動員数だけを残します。各回の中身は、上のA面・B面で読んでください。
KAFEシリーズ正式開講期。マカッサルからトラジャ周辺へ向けた探索遠征を実施。並行してジャワでのAgrication合宿およびフローレス探検が行われた。総動員数16名。
シンガポールと西・中部ジャワを結ぶ越境型パーソナルトレーニングの試行および正式開講。個人を起点とした伴走(KoPilot™ End-to-End Achievement Facilitating)のプロトコルを検証。総動員数3名。
「Agrication」をテーマにKAFEシリーズを実験展開。カリブニンでのCoffee Processing Camp、バリでのScouts遠征、フローレス探検を実施。総動員数13名。
中部ジャワ(カリブニン)でのファームステイ型実地研修(Coffee Camp)と、スマトラ・タケゴンでのScouts遠征を実施。教育プログラムの基礎構造を確立。総動員数12名。
Kopindoの原点となる初期調査遠征。VARIONと共にルテンからバジャワへのFlores Expedition、およびパガレガンでの西ジャワ視察を実施。総動員数7名。
Kopindoの活動記録は上のとおりです。ここから先は、それが成立するために必要だった前提条件の話です。代表個人の経歴そのものが主題ではありません。
Kopindo Field Archive
代表・北村輝は大阪外国語大学 外国語学部でインドネシア語を専攻し、比較文化学とフィールドワークを学んだ。在学中に20カ国26都市を訪ねている。現地の言葉で直接話せることが、Kopindoの活動全体の前提になっている。
特殊鋼、特殊化学品、高機能樹脂。BtoBの商流と事業運営を8年経験している。Kopindoが「支援」ではなく「事業」として設計されているのは、この期間の見方を持ち込んでいるため。
2022年、次の航路を決めないままの一年。翌2023年に合同会社Henley & Companyを設立し、3月にKopindoが始動した。「立ち止まり、自分の意思で選び直す」という原則は、机上の理念ではなくこの一年から来ている。
2026年5月、CQI Processing Generalist を取得(Coffee Quality Institute認定。Educator: Johan Kwe / Gravafarm Indonesia)。生産者と精製の話を対等にするために、経験ではなく体系として学び直している。
より詳しい思想と行動原則は Charter(約束) に、事業の全体像は Portal(案内) にあります。
現地で受け取ってきた厚意、時間、食事、生活空間。返しきれているものと、返しきれていないものの両方を、率直に書きます。美談にはしません。
「愛とは、その場所にいてもいいということだと思うんですよね。」
Journalには独自の申し込み窓口を置いていません。話を聞きたければHenleyへ、私たちが何をしないかを知りたければCharterへ。